SR400 カスタム

前後のタイヤ交換で、お預かりしています。

ＰＡＮ納車

完成してから、かなり時間が経ちましたが、本日、無事に納車しました。「家に着いたら、電話しますね。」って、世田谷の自宅に向かって帰っていったのが、午後2時過ぎで、2時間位経っても電話が無いので、心配しましたが、4時半頃、「無事、着きました。」とご連絡いただきました。途中で、休憩していたようで、何事も無くて、良かったです。くれぐれも事故には気をつけて、大事に末永く乗ってやってください。

FXSの続き

昨日の続きです。プライマリカバーを開けて、クラッチ板を外していくと、表裏がめちゃくちゃに組んであった事がわかります。

そして、クラッチシェルの中は、スラッジやオイルで、ドロドロです。

プライマリカバー内のエンジン側のパーツも組み付けの順番がおかしくて、固定されるべきものが、固定できていません。

車体の反対側に移って、バッテリーマウントプレートを外すと、ラバーマウントスタッドは、変形が激しかったり、もげていたり。

バッテリーマウントプレートが外れて、見えてきたのは、セルモーターのぶっとい配線です。この端子の曲げ方も、良くないので、修正します。

で、セルモーターや、ホース類を外して、インナープライマリを外したいのですが、セルモーターをマウントしている、このボルトがバカになっていて、外せません。最終的には、ボルトの頭を削って、外し、一件落着。

FXSの続き

お預かりしている、ＦＸＳの続きです。グリップ交換に伴い、ハンドルを左右、15mmづつカット。


そして、リヤのマフラーを止めている、スタッドボルトが短すぎるので、交換。

高熱にさらされるボルトやナットには、スレッドコンパウンド（焼きつき防止剤）を忘れずに。

それから、フロントキャリパー＆マスターシリンダーのオーバーホール。

キャリパーもマスターもドロドロです。（写真右は洗浄、シール交換後）

新しいフルードを入れて、エア抜きしたら、フロントブレーキ廻りの作業は終了。レバーのタッチも良好です。

続いて、セルモーターが回らないため、ソレノイドを分解。

接点が錆びている事はよくあることですが、錆びているどころか、腐ってます。スペーサーブロックも本来は鉄ですが、アルミに穴を開けたものが付いてました。厚みも厚すぎるので、これも交換。

さらにプライマリチェーンオイラーのホース。折れちゃってます。インナープライマリに入るところも、隙間からのぞくと、どうもおかしいので、明日、外して、点検します。

祭りの後

ホットロッドショーが終わり、いつもの地味～な作業に、戻ります。

ミッションのドレンボルトのネジ山修理でお預かりしたＦＸＳ。

まずは、オイルを抜いて車体を出来るだけ高く、ジャッキアップします。

今回、使用するのは、こちらのリコイルＫＩＴ（1/2－13）です。

車体の下にもぐりこみ、ＫＩＴの指定にあるサイズまで、ドリルで穴を広げ、専用タップで、ミッションボディーに対して垂直になるように、慎重にネジ山をたてていきます。

ネジ山をたてたら、リコイルを専用工具でねじ込み、最後に、リコイルの先端を折り、作業終了です。